これじゃあ・・・おにぎり屋のおやじを目指してるとしか・・・
「俊太ちゃん。もう上がっていいわよ。
ほら、たまには舞ちゃんとデートでもしてきなさい。」
母がやってきて言った。
日曜日の午後
これなら十分時間あるし映画とか・・・
なんて期待してる私
「え、でも中途半端になるしいいです。」
はい?
「ちょっと・・俊太。」
「あ、おばさんの作るの見てていいですか?」
俊太の目
キラキラ
ムッ!
「もー俊太なんか知らないから!」
「あ、ちょっ・・コメコっ!?」
怒っておにぎり屋を後にした私
「コメコ~!」
振り向くと
追いかけてきた。
割烹着姿の俊太が!
「ちょっ、俊太
割烹着!」
恥ずかしいじゃない?
「なら、一人で出てくなよ。」
「だって俊太が・・・」

