玄関で俊太に
「舞子ちゃんを頼むわね。」
って言ったうらら。
「ああ、今度は絶対にコメコの手離さないから。」
そう答えて私の手の甲にまたチュッ!ってした俊太
「いや~ん、私も俊太くんにして欲しい~!」
うららが羨ましそうに言った
けど
私は何だか・・・
ちょっと違うと・・・
たぶん違うんだと
感じて
でも
これで俊太からの疑いも消えたのだし
余計なことは考えない
俊太と手つないで
「じゃ、帰るね。うらら・・ありがとう。」
今の本当の気持ち『ありがとう。』
私、分かってる。
でも、そうしておく。
だから・・・
「なあに?ありがとうって?。
俊太くん、舞子ちゃんをまっすぐ家に送り届けね。お城見つけても寄り道しないでね。」
「あ、当たり前だろ?」
急に赤くなった俊太。
「や~ん、俊太くんアヤシー」
「ちょっ、うららやめてよね。
じゃあね。」
「うんうん、分かったぁ。
バイバーイ!」
軽い口調で言いながらうららが手を振った。
ちょっとうららに感謝して私も手を振ってさよならした。

