「いいよ、分かってる。
ジョーダンだって。」
へっ!?
「うらら?」
「だからぁ、本気じゃなかったし。」
そうなの?
少なからずもがっかりしてる私。
「ゆいちゃんに頼まれたときに丁度いいかな~って思ったんだ。」
うららが立ち上がった。
「何を?何を丁度いいって?」
立ち上がったうららを見上げて答えを待った。
でも
うらら
そのまま
「僕、帰るね。
女子会のジャマだし。」
「え?うらら?」
思わず立ち上がった私
同時にうららが少しよろけて
「あ、ちょっと足しびれたかも。」
きっちり正座してたもんね・・・
足をさするうららに
「大丈夫?」
「うん。じゃあね。」
何だか拍子抜けなぐらいアッサリとしたうららに少し戸惑いつつも申し訳ない気持ちもあって
「待って、そこまで送る。」
本堂から出てくうららを追ることにしたら・・・・。

