おおかた食べ終えたころ
やっと
「コメコ・・・彼氏できたって?」
隣で俊太がポツリと言った。
へっ!?なんで・・・
「何で知ってるの?」
ってゆ~か・・・
あれは彼氏じゃない。
そう、まだ彼氏じゃない。
いや・・・
キスはしたけど・・・
「やっぱり本当なんだ?」
違っ・・・
言おうとした言葉は
「八十八兄ちゃんに聞いてさ・・・」
八十八だとぉ!?
どうして八十八が俊太にそんなこと言ってるわけ?
本当は、もうここで素直にならなくちゃいけないのに
八十八の告げ口にムカっとした私
「関係ないでしょ、俊太に。」
プイッと顔を背け
あ~ダメだ!
こんなじゃダメなのに!
って思いながらも
素直になれず・・・・

