らぶ米でぃ!

それから二人

ただ何も言えないままでいた。


ずっと

キライだと思ってた間も


俊太は近くにいて

見たくないと思ってもどこかで顔見かけて


そんなことは

あたり前だと思ってた。


でも

あたり前じゃなかったんだよね?



「親父がサラリーマンなんかじゃなかったらな・・・。」

ボソッと俊太が呟いた。

親の仕事なんか私たちじゃどうしようもない。


「なんかさあ、前にも転勤の話とかあったみたいなんだ。でも、ずっと断ってたって。」


「じゃあ、何で今なの?」


「断りきれなくなったらしい。

こ~ゆうご時世だし?会社の意思に従えなきゃあとはさあ・・・

なんか、親父がサラリーマンなんて最悪つー感じ。


イヤならイヤだって意思を通せって。


カッコワル。」



吐き捨てるように言った俊太。


でも

本当は

お父さんのことそんな風に思ってないよね?



「そんなこと言っちゃダメだよ。

俊太のお父さんだって一生懸命働いてくれてるんだから。」


上手く言えない。

でも、お父さんに対する俊太の気持ちは分かってる。


私たちのこととかあってだから俊太は思ってもいないこと言っちゃってるんだし・・・



「俊太だってお父さんのお陰でここまでなったんだし感謝しなきゃ・・・」


ホント・・・上手く言えない

だから・・・・