らぶ米でぃ!

それから少しして

バンバンバン!とドアを叩く音


「八十八兄ちゃん!開けてよ!」

俊太が叫んでる。

「や、八十八・・・」

どうしようかと思って八十八を見ると

「放っておけよ。」


そう言って八十八

布団の上で

面白くもない私の数学の参考書を読んでる。


根っからの勉強好きなのか?


するといつの間にか

「ちょっ、八十八やめてよ!」


私の数学の答案用紙を手に持ってる!



「舞子ってホント・・・バカなんだなぁ。」


丸の数の方が少ない答案用紙。。。


「ちょっと!ホントにやめてってばっ!」


八十八の手から取り上げようとすると


ヒラヒラ~

と答案用紙

八十八が面白がって振り回す


「やめてよ!八十八のハゲ!」


取り替えそうと必死になってる私に


「俊太に見せてやるかな?」


『ハゲ』の一言が余計だったか?



「絶対にイヤ!やめて!」


ドアに向かう八十八を取り押さえるつもりが


八十八はサッと私を交わし


私は

布団に引っ掛かって


ドスン!



「カワイイ舞子ちゃん


君は、言っちゃいけない一言いったね~。」



言いながら

倒れてる私


踏みつける

八十八のヤツ!


「ヤ!やめてったら!」