はい?
『舞子と寝る』・・・って?
なっ・・・
「何で八十八が私のとこで寝なきゃなんないわけ?」
騒ぐ私を部屋に押し込む八十八。
両親の部屋のドアのノブ握ったままゆいちゃんが唖然として立ってる。
俊太も八十八の部屋の前で動けない様子。
そんな二人にお構いなく
「じゃあな、おやすみ。」
と
そのまま
バタン!と私の部屋のドア
内側からしめた八十八。
ど、どうなってるの?
「さ、寝るか」
と八十八。
ね、寝るって!?
「バーカ、布団は別に決まってんだろ?」
そ、そうだよね?
ってゆ~か・・・なんで?
「背徳の愛とか ないからな?」
えっ?
「そーゆーの期待したとか?」
布団の上でゴロンと仰向けになって言う八十八。
ま、まさか・・・
「俺たち全然似てないけど本当に兄妹だからな。」
だよね?全然は余計だけど・・・
「でも、俊太は少し疑ってるかもな?」
う・・そ
何を?
「あいつに舞子と俺って本当の兄妹に見えるか?って言ってやった。」
何でそんなこと?
「気持ちがフラフラしてるからな。」

