「八十八兄ちゃん、俺も手伝う!」
学校帰りの俊太
「俊太、テスト期間中じゃないの?」
昨日から両親が出かけて私も学校から帰るとおにぎり屋の店番してた。
そこに来た俊太が
『そっかあ・・俺、テスト期間中だからなあ~』なんて言って帰ったけど
今日になって
「試験もあと1日で終わるし、八十八兄ちゃんに勉強教えてもらえるから一石二鳥じゃない?」
そんなこと言い出し
「でもなあ・・・」
八十八も八十八で一瞬だけ考えた振り?
「なら・・頼むかな?」
いとも簡単OK?
「俊太は、俺の部屋な。」
「うん!」
はい?八十八の部屋?
俊太の荷物ーーー
学校のカバンだけじゃなかった。
「俊太・・泊まるの?」
「もちろん!」
「八十八は?」
まさか八十八だけ帰らないよね?
「泊まってく。お前ら二人っきりにできないからな。」
そ、そうだよね?
「何を期待してたんだ?」
き、期待なんか・・・
「コメコ・・・」
俊太と目が合った。俊太も赤くなってる。
「変なこと言わないでよ、八十八のヘンタイ!」