「俺さあ、コメコに嫌われてるの知ってたから同じ高校に行くの躊躇ったんだ。」
俊太の告白
「えっ!?そうなの?」
今、俊太は私と同じこと考えてた。
「あのときそれでも同じ高校行っておけばって思わなくもないけどさ・・
同じ高校に行ったらそれこそ好きだってバレバレの気もして・・・」
私は、できれば誰も知らない高校に家から離れた高校に行こうと思ってた。
それは、俊太と離れたかったからで・・・
だけど・・・
お互いの誤解
「嫌ってなんかないよ。・・素直になれなかったって言うのは本当だけど・・・。」
「俺もそう。
なんか肝心なときにも言葉が足りなくて・・・
ほら、小学校の遠足でさ・・・」
実は、私が俊太と付き合いだしてひとつ気に掛ってて
でも
聞けないでいたこと
それが
あの遠足での俊太の『コメコんち、米屋だもんしょーがねーじゃん。』って言葉で・・・
「俺さあ、あのとき言葉が足りなくて・・・
コメコをかばったつもりだったんだよ。
だけど、一番傷つけてたなんて思いもしなかった。」
「うんん、私が悪くとっちゃったから・・・」
『米屋』って言うそれが何だかオシャレじゃないって言われてる気がしてた。
「今ならさ、『コメコは、米屋玄舞の看板娘なんだから当然だろ』って言ってやるのに・・」
『看板娘』って言うのは勘弁して欲しい。
「俺、『玄米ちゃん』大好きだから。」
私が、店の看板の『玄米ちゃん』を思い浮かべてたら俊太が言った。
玄米ちゃんに似てるって言われる私・・・
「そうゆ~こと。」
俊太が飛び切りの笑顔を見せた。
やだ・・・すごく俊太のこと
好き!大好きになっちゃってる!

