「ねぇ、ファレルの母様ってどんな人なの?」 「母さん?僕の母さんは…朝から晩まで難しい顔をしているよ。口を開くと言うことはいつも同じ。」 ファレルは、こめかみに青筋をたて使用人や彼を叱責する母親の顔を思い浮かべ大袈裟に肩を窄めた。 「どんなことを言うの?」 「お前は私の夢…希望なのです!何としてもゼザリオン様のご学友になるのです!」 「…。」 チャールズは、親指の爪を噛みながらジッと彼の話に聞き入っている。