揺れたのは地面なんかじゃない。
私自身だ。
それくらい衝撃を受けたんだと思う。
視界も慣れて、今ではハッキリと2人の姿が確認出来る。
智が友紀に告白をしていた・・・・・・。
どうして?
私と付き合ってるのに、どうして友紀に告白してるの?
目の前で起きていることがどうしても理解出来ない。
私、まだ別れ話すら聞いてないよ?
それとも、もう智の中では別れたことになっているの?
好きだって言ってくれたのに、もう気持ちは変わったの?
「高野くんは桃と付き合っているんじゃないの?」
「前も言ったけど、別にそんなんじゃないって。あれは桃が勝手に言っているだけだよ。桃が友達と揉めて可愛そうだから一緒にいたのに勘違いされたんだって」
「・・・そうなの?」
「そう、だから付き合って欲しいんだ」
智の言葉に激しく打ちのめされる。
これじゃ私が妄想して勝手に彼氏にしたみたいじゃない!
いくらなんでも酷いよ。
好きだって、付き合って欲しいって、智から言ったのに。
それを妄想扱い?
可愛そうだから?
そんな気持ちだったの?
ズキリと激しく痛む胸を押さえた。
世界が回っている。
今まで智がこんなことを言う人だと思ってなかった。
信頼していた分、裏切られた痛みは大きい。
友紀は美少女だし、性格もいい。
惹かれてしまうのも仕方ないとは思うけど、告白の時に、どうしてそこまで私を貶める必要があるの?
私、友紀の友達なんだよ?
あんなこと言われたら友達じゃなれなくなるじゃない。
私は信じられない気持ちで智の顔を見ていた。
その間も会話は進む。
「松川は彼氏いないんだろ?」
「・・・いないけど、あなたと付き合うのはやめておく」
「どうして?」
余裕の笑みで友紀を見ていた智の表情が、断りの言葉を聞いて驚いたものへと変わる。
その表情で受け入れてもらえる自信があったのだとわかった。
「私、桃が好きなの」
ある意味、衝撃的な言葉も今の私にはぼんやりとしたものだった・・・・・・。
私自身だ。
それくらい衝撃を受けたんだと思う。
視界も慣れて、今ではハッキリと2人の姿が確認出来る。
智が友紀に告白をしていた・・・・・・。
どうして?
私と付き合ってるのに、どうして友紀に告白してるの?
目の前で起きていることがどうしても理解出来ない。
私、まだ別れ話すら聞いてないよ?
それとも、もう智の中では別れたことになっているの?
好きだって言ってくれたのに、もう気持ちは変わったの?
「高野くんは桃と付き合っているんじゃないの?」
「前も言ったけど、別にそんなんじゃないって。あれは桃が勝手に言っているだけだよ。桃が友達と揉めて可愛そうだから一緒にいたのに勘違いされたんだって」
「・・・そうなの?」
「そう、だから付き合って欲しいんだ」
智の言葉に激しく打ちのめされる。
これじゃ私が妄想して勝手に彼氏にしたみたいじゃない!
いくらなんでも酷いよ。
好きだって、付き合って欲しいって、智から言ったのに。
それを妄想扱い?
可愛そうだから?
そんな気持ちだったの?
ズキリと激しく痛む胸を押さえた。
世界が回っている。
今まで智がこんなことを言う人だと思ってなかった。
信頼していた分、裏切られた痛みは大きい。
友紀は美少女だし、性格もいい。
惹かれてしまうのも仕方ないとは思うけど、告白の時に、どうしてそこまで私を貶める必要があるの?
私、友紀の友達なんだよ?
あんなこと言われたら友達じゃなれなくなるじゃない。
私は信じられない気持ちで智の顔を見ていた。
その間も会話は進む。
「松川は彼氏いないんだろ?」
「・・・いないけど、あなたと付き合うのはやめておく」
「どうして?」
余裕の笑みで友紀を見ていた智の表情が、断りの言葉を聞いて驚いたものへと変わる。
その表情で受け入れてもらえる自信があったのだとわかった。
「私、桃が好きなの」
ある意味、衝撃的な言葉も今の私にはぼんやりとしたものだった・・・・・・。

