篠原くんは、もう校門まで移動している。
金髪ロン毛は校門に居てもかなり目立つ。だからか、オバサマが篠原くんを見てポッとなっているのが見える。
なんとなくムカムカするあたしは、その場を後にしようときびすを返すと、不意にかかる声。
「美紀さん!!!!」
明るい声。篠原くんの手には、果物がたくさん入った籠がある。どれも秋の果物ばかり。栗は果物に入るのか疑問を持つが、笑顔の篠原くんには勝てそうもない。
「これ受け取ってください!!!!!」
まるで、校長先生が卒業正賞を渡すような仕草で篠原くんは、あたしに差し出す。目がキラキラ輝いている。
ここは素直に受け取るべきか?
うん!大丈夫だよね?
いざ受け取ろうと思った時だ。
籠に目がいく。果物ばかりの中に松茸が何本も入ってるのが目にうつる。
え!!!!!!?これまま松茸!?あの幻の!?なんであるの!?まさか…ヤクザなのを良いことに、強盗を!?
金髪ロン毛は校門に居てもかなり目立つ。だからか、オバサマが篠原くんを見てポッとなっているのが見える。
なんとなくムカムカするあたしは、その場を後にしようときびすを返すと、不意にかかる声。
「美紀さん!!!!」
明るい声。篠原くんの手には、果物がたくさん入った籠がある。どれも秋の果物ばかり。栗は果物に入るのか疑問を持つが、笑顔の篠原くんには勝てそうもない。
「これ受け取ってください!!!!!」
まるで、校長先生が卒業正賞を渡すような仕草で篠原くんは、あたしに差し出す。目がキラキラ輝いている。
ここは素直に受け取るべきか?
うん!大丈夫だよね?
いざ受け取ろうと思った時だ。
籠に目がいく。果物ばかりの中に松茸が何本も入ってるのが目にうつる。
え!!!!!!?これまま松茸!?あの幻の!?なんであるの!?まさか…ヤクザなのを良いことに、強盗を!?