新しい扉―長い長い片思いの結末―




「付き合おうか悩んでる人はいる。何回も告白されて断ってるのにしつこいの。でも、やっぱり無理だなって思った。先生に会って、そう確信した」




やっぱり先生以上の人はいない。


こうしてちゃんと私と向き合ってくれて、真剣に話を聞いてくれる。



「その男の気持ちって・・・考えたことある?高校時代、お前は俺に何度か告白したよな?それでも俺を今でも好きなのはどうしてだ?」



どうして?


どうしてだろう。



理由なんてわかんない。


ただ、先生じゃないとだめだって思う。