「私は魔王だぞ。おいっ、誰か見てないで助けろ」 エルフ達は、 その様子を見てくすくすと笑うだけ。 そこに、また別のエルフが小走りでやってきた。 「すみません、シルキスさん。ちょっといいですか?」 「はい」 シルキスは、魔王さまから手を離す。 「ご注文を頂いた品で、ふたりでないと着られない服というのは、具体的にどういうものでしょう?」 「ほうっ、ふたりでないと着られない服?」 魔王さまが、シルキスを見つめ上げた。