「まあ、エルフにしては愉快そうなねーちゃんだったけどな」 「ええ、勇者と話すのが好みらしいですよ」 「それは変り種だ」 男は、ひざを叩く。 眼鏡趣味のことは黙っておこう。 「知り合いといえば、これで俺もあそこのエルフ達とは知り合いだ。次に酔っ払ったときは、なるべく殺さないように取り押さえてやる」 「お願いします。本当に」 「引き受けた」 勇者どうしの約束。 この件で、シルキスの肩に残った重荷がおりた。