その日、ブログを読んでいた果林はいつもと違っていた。
部屋に差し込む真夏の暑さが果林を狂わせたのかもしれない。
ベッドの上の果林に容赦なく真夏の直射日光が降り注いでいた。
エアコンの冷気などおかまいなしに刺さる力強い暑さが果林の思考回路から理性を奪い去った。
机の上のラジオから歌が流れてきた。
小田和正の「ラブストーリーは突然に」
果林はついにブログに一通のコメントを寄せた。
「私もあんな愛され方で愛されたい」
一方的に送ったつもりのコメントにすぐに返事がきた。
こんなにすぐに返事が来るとは思わなかったからドキドキしてしまった。
妙にリアルな感じがして戸惑ってしまった。
「コメありがとう。読んでくれて嬉しいよ」
これだけの返事だったが、果林はドキドキが止まらなかった。
この返事に返す勇気はそのときはなかった。
次の日、恐る恐るブログにアクセスしてみた。作者のプロフを改めて見てみた。
年齢は40歳代。おじ様だ。ひょっとすると自分の両親と同年代かもしれない。
秋田に住んでいるというだけで秋田のどこかはわからない。
それ以上のことは何もわからなかった。
でもなぜこの作者は私の波長に合うの?
一つ一つのシーンが新鮮さと懐かしさの両方を持っている。
この人はいったい誰?
果林はたまらず次の日の夜、彼に返事を送っていた。
「昨日は返事できなくてごめんなさい。いつも読んでいます。ステキです」
部屋に差し込む真夏の暑さが果林を狂わせたのかもしれない。
ベッドの上の果林に容赦なく真夏の直射日光が降り注いでいた。
エアコンの冷気などおかまいなしに刺さる力強い暑さが果林の思考回路から理性を奪い去った。
机の上のラジオから歌が流れてきた。
小田和正の「ラブストーリーは突然に」
果林はついにブログに一通のコメントを寄せた。
「私もあんな愛され方で愛されたい」
一方的に送ったつもりのコメントにすぐに返事がきた。
こんなにすぐに返事が来るとは思わなかったからドキドキしてしまった。
妙にリアルな感じがして戸惑ってしまった。
「コメありがとう。読んでくれて嬉しいよ」
これだけの返事だったが、果林はドキドキが止まらなかった。
この返事に返す勇気はそのときはなかった。
次の日、恐る恐るブログにアクセスしてみた。作者のプロフを改めて見てみた。
年齢は40歳代。おじ様だ。ひょっとすると自分の両親と同年代かもしれない。
秋田に住んでいるというだけで秋田のどこかはわからない。
それ以上のことは何もわからなかった。
でもなぜこの作者は私の波長に合うの?
一つ一つのシーンが新鮮さと懐かしさの両方を持っている。
この人はいったい誰?
果林はたまらず次の日の夜、彼に返事を送っていた。
「昨日は返事できなくてごめんなさい。いつも読んでいます。ステキです」