「俺さ…ずっと奏が好きだった…」


「えっ…!?」


「いきなり言ってごめんな。少し考えてみて?」




この場に居づらくて立ち上がって部屋を出ようとした。





「待って!」




ドアノブに手をかけた時、奏に呼び止められた。




「私もね…智が好きだったの…!!」







……えっ…?






振り向くと奏が赤い顔をして笑っていた。






「本当…?奏」



「うん。…智が好きです!」





その言葉を聞いた瞬間、俺は奏を抱きしめていた。




「付き合ってください…奏」




「よろしくお願いします。智!」







こうして俺と奏は付き合い始めることになった。