由貴の家の中は気まずい雰囲気で満たされる 「あの先輩…あたしが作ってた料理を… 捨てようとしてたの…」 震える声で早紀は言った 「最低だよ、麻村─」 「うるせー」 その言葉を止めるように由貴はつぶやく 朝まであった鍋の中のお粥がなくなっているのをみながら 「先輩に何した?」 「あたしを疑ってるわけ!?あたしはっ」 早紀は由貴の冷たい視線に怯え言葉が途切れた 「帰れ」 でも─と続ける早紀に強く言う 「帰れっつってんだよ」 声をあげるとともに由貴は愛里を追いかけるように走りだした .