「俺だったら麗衣のこと絶対泣かせたりしないよ?」 「………うん。でも、」 「知ってる?俺中学の頃から麗衣のこと好きだったんだよ?」 「そうなの?」 「でも麗衣は、先輩のこと好きだったんだよな?」 「えっ、なんでそのこと…」 学校の人には少人数にしか言っていないはずだ。 「それは、秘密。」 みきはにやっと笑った。