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大斗は教室で暴れまくる。


『きゃぁぁぁああ!!!!』

周りは更に悲鳴を挙げる。

傑の周りの机は全て倒されている。


『なにやってんだ?!!!大斗!!!』

恭次が教室に戻ってきた。

『恭次っ神崎くんがっ…?!!』

パニックしながら南深は恭次に駆け寄る。

『あいつ戻ってる…顔ヤベェよ…』

『えっ…?』

『中学の無茶苦茶してた時と一緒…』


ガスンッ!!


大斗は傑を蹴り倒す。

更に踏みつけて笑っている。


『おい!!大斗止めろ!!』

恭次は大斗に駆け寄る。

『うるせぇよ恭ちゃん♪お前もふっ飛ばすぜ?』

フッと笑う。

『大斗…』

こうなってしまった大斗は手がつけられない。

それは恭次が一番知っていた。


ガラッ!!


『大斗っ!!!』

勢い良くドアは開く。

『ひぃちゃん?!!』

夕陽の大きなシャツ姿と大斗のTシャツ姿。

胸ぐらを捕まれている傑。

それを見たら何か関係があるんだと恭次と南深は容易に気付く。


『な…に?これ…』

夕陽は滅茶苦茶になっている教室を見て唖然とする。


『大沢君♪…女を無理やり襲うなんて、若い男子が、だっせぇなぁ♪そんなに欲求不満かよ?あぁ?!』

『おまっ!!こんなことして良いのかよ!学校来れなくなるぞ!!』

傑は情けない顔で言う。

『学校?そんなのどーでもいいよ。それよりお前を学校来れないようにしてやるぜ♪』

『やっやめてくれっ』

『弱ぇな。根性なしが俺に対抗すんなんて100年早ぇよ?!俺は女遊びと同じくらい喧嘩が強いで有名なの知らなかったぁ♪?』

恐怖に怯える傑。


『止めてよっ!!大斗っ!!』

夕陽の大声。


その声で大斗は夕陽が居たことにやっと気が付いた。

傑に掴みかかった手を離す。