溺れるほど甘く

「優理先輩！！ゴメン、待った？」


「いや、大丈夫。今来たとこだから、まぁ嘘だけどね」


「もう！！」



これで最初の場面に戻るのだが…


「こんにちはぁ、優理先輩♪♪♪めちゃくちゃご無沙汰してまぁす」


「愛っ！！！？」


横からぬぅっと愛が顔を出した



「だから愛って呼ぶなよ！！？優理先輩、俺も一緒に帰ってもいいですか？」


「…ダメ」



「まぁ、優理先輩の了承を得なくてもついてくつもりですがね」



愛は呑気に言う


う…優理先輩なんか機嫌が悪い