「チハルっっっ!」





「おやおや、王子様・・・・いや、王様の登場かな?」



「ルシード・・・・・・・・?」


助けに来てくれた?



「少しばかり遅かったな。」


そう言って私の肩を引き寄せた



「貴様・・・・その汚い手をチハルから離せ」


「私のものに触れて何が悪い?」



「私のもの・・・・だと?」


ルシードの声が低くなった


「そうだ、なあ?チハル」

「ちがっ」
「こやつらを助けたくないのか?」


耳元で囁かれる



私のせいで皆が傷つくのは嫌


絶対に



「チハルは私と共にカルティータに戻る。だな?」





「チハル!違うと言ってくれ・・・・」



ルシードごめん


私は皆を傷つけたくない









「私、行くよ」







サヨナラ











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