「君がこのパーティーに出てもらうのを決めたのはこちら国崎君のご指名なんだよ、君は英語や中国語も堪能だそうじゃないか是非私の通訳をお願いしたい」


「そんな堪能だなんて・・・大学で少し勉強した程度で通訳できるほどは話せません、それに通訳ならそちらにいらっしゃる国崎さんにお願いした方がよろしいかと思います」


「国崎君も今回出席はするが私とはほとんど一緒ではないんだよ、ということで花咲君よろしくお願いしますよ」


そういって社長は有無を言わさず話を終わらせた。


国崎のほうを見ると意味ありげにニコッと笑って佳奈の方を見ていた。


断れない状況で仕方なく今回は出席することを了承した。