「・・・・・・・・・・・あなたのこと嫌いじゃない、嫌いどころかずっとファンだった。いつもテレビの中で自信たっぷりで輝いているあなたにときめきを感じずにはいられなかった。でも実際、いつも遠くにいた人物が今はこんなに近くにいてそれで告白を受けちゃうなんて未だに信じられない。それに今、籐・・夏樹は付き合ってる人はいないの?さっきエレベーターでこの家に入っても良いのって聞いた時、「そんなこと言う子初めて」って言ってたでしょ?もしかしたら私のほかにここに出入りをしている彼女とかいるんじゃないかなって思って・・・・」


「そのこと気にしてたの?このマンションに引っ越してからここに女の子が入ったのは佳奈が初めてだよ。それに付き合ってるヤツいたら告ったりしないって!、だから俺はマジで佳奈が好き。メチャクチャ大好き」


そういって夏樹は佳奈の肩を抱き自分の方へ向かせた。