「ううん、大丈夫。ゴメンね。心配させちゃった?」



「いや、別に大丈夫ならいいけどさ。もし何か悩み事でもあったら相談してよね」



「うん、そうする。私ちょっと早めに仕事戻るね」



佳奈は早めに昼食を終らせ、普段あまり使われていない屋上へ向かった。



悩んでも状況は変わらないのなら、行動に出るしかない。




夏樹が言った、「好きなのは佳奈一人だけ」を信じようと思った。