振りかえると、コンビニの袋を手にぶら下げて立っている国崎勇司がいた。 「お前、何でここに居るんだ?」 「ゆっ・・・勇司?何でここに居るの?」 「それはこっちのセリフだっての」 佳奈は思わぬところで元彼と遭遇していまい驚きを隠せなかった。 さりげなく、刺したままの鍵をスッと抜いてまたポケットにしまった。 その行動を国崎は見逃すはずもなく当然の様に聞いてきた。 「ここ彼氏の家?」