帰り道…、倒れ込んだ時に擦ったらしい頬に痛々しげに絆創膏を貼った久遠と、並んで河原を歩いていた。 二人の間に会話は無い。 「久遠。」 「…んだよ…。」 私の豹変振りにびびるかと思ったけど、いつもと同じふてぶてしい態度だった。