リンダはかぶりを
振った。

「違うのよ。
もう私は
死んでいるのよ。
あなたは幻の中に
生きているに
過ぎないの」

僕は目を閉じた。
涙がこぼれた。
「わからない…
わからないよ」

目を開けた時、
リンダは消えていた。

リンダはどこかへ
行ってしまった。