「119です」 だめだった。120まであと1だけ足りなかった。 琴美は口を押さえ信じられないと言ったような顔で役人を見つめる。 「あ…あと120まであと1だけ足りなかったんですよ?…こ…殺すんですか?」 琴美は最後の力を振り絞り役人に言葉を投げかけた。 役人はゆっくり振り返り、口を開いた。 「ダメです」 その言葉が冷たく琴美に突き刺さった。 …本当に人間なの?この人は… 琴美はそう思いながらも、ひるむことなく言い返す。