男は笑った。 『フッ…そうですねぇ、始めましょうか。 ご主人様もご覧になっておられますしね。』 (監視カメラでも仕掛けたのか…) 木本はチッと少しだけ舌打ちした。 「その【クイズ】っていうのは何なの?」 水華が聞いた。 『簡単ですよ。 【タイピング】ですよ。』 男は口元をゆるませて言った。 『モニターの画面に映っている文章を、 どちらが早く打ち終わるか。 ただそれだけですよ。』 男がパチンと指を鳴らすと、 沙弥たちの頭上にあるモニターに、 文章がズラッと映し出された。