その激しい胸の痛みに悶え苦しみながら、 さっき男が口にした言葉が気になっていた。 俺の『恐ろしい、封印されし力』って何なんだ…? 俺、ただの人間だよ? 魔法が使える岬や、 身体能力の高い白川や木本とは違うはずなんだ……。 ごく普通の人間のはずなんだ………。 「ううっ……。 ………?」 痛みが収まった! …と思ったら、 急に意識がもうろうとしてきた……。 「な…なんなんだ………。」 すると今度は、 自分の中で『何か』がうごめくのを感じた。 「なんだ………?」 どくん。