でもね、やっぱり拓真くんは今までと何一つ変わらないから 


なかなか自分からは好きって言ってくれないんだ… 

拓真くんの気持ちは、体を重ねるたびに私にも痛いほど伝わってくるよ?


大切にしてくれてるのも分かってる。



でも、たまには、言葉が欲しくなるんだ… 


拓真くんから言って欲しいの… 







+゚。*



チャラララ〜♪


静かな部屋に響く明るい音楽に、重い瞼をあけた。 


…………ん?こんな時間に誰……?



枕元に置いてあるケイタイに手を伸ばす。



ディスプレイには“拓真くん” 



今はもう深夜。 

どうしたんだろ…




「もしもし……拓真くん?」


《……………。》


………え?

無言!? 


「どーしたの?何かあった?」


すると、やっと 


《………ん
麗花〜?

今からそっち行っていい?》




…………え!?