でも、寛司自身が言っている事も、あながち間違ってはいない。
田舎だからこそ目立つ、寛司の存在。
金髪はともかく、整った顔立ちをしている寛司は、この学校の女子生徒からも、密かに人気を集めている。
あたしから見ても、確かにモテる要素をたくさん持っている寛司。
だけど…
こんなにもモテる要素をたくさん持っているのに、なんで彼女を作らないんだろう?
その部分が、腐れ縁のあたしにも分からない、唯一のポイントだ。
「さ、髪の毛整えてないで、さっさと帰ろうよ、寛司」
「なんだよ、俺がモテんのがそんなに悔しいか、未来」
「全然悔しくないです」
「ハッキリ言われると、なんかヘコむんだけど…」
そんな会話を繰り広げながら、あたし達はいつも通り教室を後にした。
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