そんな悶々とした気持ちを抱えながら教室に到着した途端、あたしは愛海ちゃんにガバッと抱きつかれた。
今日もサイドに揺れているツインテールが可愛らしいなと思いつつ、あたしは愛海ちゃんの顔を覗き見する。
と同時に、全身に電流が走ったような、そんな衝撃に襲われた。
「グスンッ…未来ちゃぁ…んッ…」
「え…愛海ちゃん?」
愛海ちゃんが、泣いている。
いつも笑顔の愛海ちゃんが…。
「どうしたの!?大丈夫!?」
そう尋ねてはみるものの、愛海ちゃんは話せる状態ではないらしく、ただ首を横に振るばかり。
レンと寛司も、いつもとは違う愛海ちゃんの様子に、驚きを隠せない様子だ。
「あたしのね…パパと…ママ…がッ…」
「愛海ちゃんのお父さんとお母さんがどうしたの?」
優しく諭すと、愛海ちゃんは声を詰まらせながら、言葉を発した。
.

