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「ミライ…ミライ…!」




激しく身体を揺さぶられる感覚に、段々と鈍っていた神経が研ぎ澄まされていく。


一生開く事が無いと思っていた目が、ゆっくりとぎこちなく開いていった為、あたしは少しだけ動揺を覚えた。


一瞬だけ視界がボヤけたが、あたしの名前を呼んだ人達を確認すると、勢いよく飛び起きてしまった。




「ちょ…大丈夫なのかよ、未来!」



「気分悪くないか?」




背中を擦られて、顔を覗き込まれて。


どこぞの王女様扱いをされているあたしは、少しだけ戸惑いながらも、視線を忙しく動かす。


そして…尋ねるように、言葉を綴った。




「レン…寛司…あたし…」



「俺達の分までよく頑張ったな、ミライ。チャームは無事に封印出来た」



「ウソ…」




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