キミと、世界の果てまで。




編入してきた時点で注目を集めていたレンは、外国人譲りのようなブルーの瞳と輝く金髪を持っているだけで、校内中の噂の的だった。


顔も整っているレンに惹かれる生徒も少なくは無く、隠れファンという人達が存在しているという噂も耳にしている。



そんなレンを好きな人は、たくさん居るのだ。


この告白大会で、その人達の希望は、あっさりと打ち砕かれてしまう…。



そう考えると、あたし自身もなんだか切ない感情に襲われる。


だって…あたしは決めたから。




「では先に赤羽さん、前にお願いします」



「―――はい」




生徒会長があたしの名を呼び、ゆっくりとステージの中央へと移動していく。


設置されてあるマイクスタンドへと到着したあたしは、ゆっくりと大きく息を吸い込んだ。



―――ごめんね、寛司。

あたしは寛司との約束を、貴方の思いを、守れそうにないの。



レンの「自分よりも他人を優先する」という言葉によって、今日くらいは自分を優先してもいいんじゃないか、そう思えてきたの。



あたしは初めて、寛司を裏切ります。


本当に、ごめんなさい―――



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