ステージを指すレンの指先を追っていくと、先程告白していた一年生の男子が、無事に相手の女子生徒とカップルが成立したらしく、
仲良さ気に手を繋いで、照れながらも退場する場面が、あたしの眼球に映し出されていた。
告白の順番は低学年からという事で、必然的に次はあたし達二年生という事になる。
「…行くか、ミライ」
「うん―――!」
ステージからは、あたしとレンの名前を紹介するアナウンスが流れている。
自信満々に話す生徒会長を横目で見ながら、あたしとレンは静かにステージへと上がった。
その瞬間に起こる女子生徒の歓声によって、忘れかけていた現実を思い出した。
「二年生代表の沖沼レンくんは、校内でも一位二位を争うイケメンとして、校内でも有名らしいですね!」
「…いえ、俺はそんな―――」
「今日はそんな彼が、どんな人に思いを告げるのかも、非常に楽しみな所です!」
忘れていた。
レンは寛司と一位二位を争う程、この学校中の女子生徒から人気があるんだって事を。
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