「そうか…ミライらしい答えだな?」
「あたしらしい?」
「ミライっていつも“誰かを護る”とか言って、自分の事よりも他人の事を優先的に考えるだろ?」
「…確かに、そういう所もあるよね」
「だからこそ思うんだよ。―――ミライが辛い時には、俺がミライの笑顔を護ろうって」
ステージでは既に一年代表の男子が告白を始めており、たくさんの歓声がレンの声を掻き消していく。
そんな中でも、はっきりと聞こえた。
「俺はそんなミライの為に、戦う」
「え…?」
レンの表情は、先程までの心苦しそうなモノではなく、晴れ晴れとしたモノに変化していた。
あたしの為に戦うって、一体どういう事―――?
いつまでもレンの言葉に反応出来ないでいると、額に全力でデコピンを当てられる。
「―――った!レン、何すんの!」
「次俺らの番だからさ、気合い入れてあげただけだけど?」
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