「気を悪くしたか?でもお前、どう考えたって無理だろう?何でそんな所で働こうなんて思ったんだ?」

「友達に誘われたから」

「へー、キャバ嬢の友達がいるのか?その子とは今も友達なの?」

「うん」

「可愛いのか?その子」

「うん」

「へー」

彼はニヤニヤしていた。

彼の興味は私の就労経験から、キャバ嬢の友達に移ってしまったようだ。

私の病気のことを知っているのだから、もう少し話題を変えないでいてくれればいいものを・・・。