「親からの仕送りで生活している」
言葉を口にしてから、急に頭が熱くなった。
私は学生でもないのに、未だ親に仕送りをして貰っていることをずっと恥ずかしく思っている。
働いていないのかと訊かれたり、人の仕事について話を聞くと、その恥ずかしさは倍増して、私に熱を齎らす。
「病気のせいで働けないの?」
「多分」
ペンダントトップに埋め込まれた、琥珀色の石がつやつやしている。
「働いたことはないの?」
「ある」
私は石の輝きから、目が離せなくなった。
言葉を口にしてから、急に頭が熱くなった。
私は学生でもないのに、未だ親に仕送りをして貰っていることをずっと恥ずかしく思っている。
働いていないのかと訊かれたり、人の仕事について話を聞くと、その恥ずかしさは倍増して、私に熱を齎らす。
「病気のせいで働けないの?」
「多分」
ペンダントトップに埋め込まれた、琥珀色の石がつやつやしている。
「働いたことはないの?」
「ある」
私は石の輝きから、目が離せなくなった。


