涙のおかげで、どうにかバラから視線を外すことが出来た私は、彼に肩を抱かれたまま公園のベンチに腰掛けた。
彼は話し出した。
「俺さ、希菜さんにあった日の受診でパニック障害じゃないかって医者に言われたんだ。知ってる?パニック障害って」
私は首肯いた。
私もその病気を疑われたことがあった。
「実は俺、いつかこんなことにはなるだろうと、思ってはいたんだよね。パニック障害になるとは思ってなかったけど、いつかどこか壊れるだろうって自分で分かってたんだ」
彼の低い声が自然に頭に響いて、私は彼に質問をしていた。
「どうして?」
彼は話し出した。
「俺さ、希菜さんにあった日の受診でパニック障害じゃないかって医者に言われたんだ。知ってる?パニック障害って」
私は首肯いた。
私もその病気を疑われたことがあった。
「実は俺、いつかこんなことにはなるだろうと、思ってはいたんだよね。パニック障害になるとは思ってなかったけど、いつかどこか壊れるだろうって自分で分かってたんだ」
彼の低い声が自然に頭に響いて、私は彼に質問をしていた。
「どうして?」


