ティッシュを掴もうとして、頭と肩をベッドから少し浮かせた瞬間、痛みに瞬いた眼の中に、テーブルの上の白い紙が飛び込んできた。 紙はセロハンテープでちょこんとテーブルに貼り付けてある。 ずっと昔からそこにあったような、極自然な雰囲気でそこに存在していた。 何か文字が書かれているのだろうか? 私は痛みに耐えて、少し顔を上げその紙を覗き込んだ。