,こだわり



そういえば浩哉は私の顔と膝に垂れた鼻血を拭いてくれた…

シーツに零れそうになったお腹の上の精液も、慌てて拭いてくれた。

そして、自分で拭こうとしなかった私を咎めるようなことはしないで、何も言わず笑っていた。


鼻血の心配もしてくれたっけ・・・



私は手で拭っても拭っても溢れてくる涙を持て余した。