,こだわり

あまりにも懸命になりすぎたのか私は、仕事中に幾度となくパニックを起こすようになってしまった。

そして自分では気が付かなかったが、かなりのストレスを抱え込んでいたようで胃潰瘍にもなっていた。

私は宮内総合病院の内科に入院し、その後精神・神経科へベッドを移した。

それと時期を同じにして、同病院の内科に入院し、ほぼ同時に神経科へ移ったのがリカコだった。

当時十七歳の彼女は拒食症だった。

そこで私たちは知り合い、退院後、たまたま通ったデイケアでも一緒になり親しくなった。