頭が悪くて、何を考えているか分からないおかしな子。

おそらくクラスメートから見た私は、そんな感じなのではなかったかと思う。


大学には進学を希望しなかった。

親も私に進学を勧めることはしなかった。

父も母も私が幼い頃は、成長すればいつかは普通になるかもしれないと期待していたが、もうこの頃には諦めていたようだ。

十八になった私はセンターへはもう来ない様に言われ、代わりに精神・神経科の病院へ通うことになった。