身長差15センチの関係 2

少年っぽい少年の頭はやや離れた位置で反対側の棚を向いている。

顔は見えない。

が、
センサーが感知した以上、それは間違いなく高志である。

どこからか出てきてしまう絶対の自信。

このまま顔をあわせれば、

確実に自分を先生と呼ぶ弾んだ声が聞け、にこにこ笑う頭が見られる。

「……いかんな」

弓倉は首をふった。
どの部分が“いかん”のか?

これもまた
自分が勝手に答えを出してしまう前に、

弓倉は他の店へ移動しようと決めた。