日曜日― 珍しく部活がないから、海開きにはだいぶ早いけど海に行く。 自転車をこいでしばらくすると、 顔に当たる風がすこしずつ潮風になってゆく。 これが、海の香り。 ついた― 泳ぐには早い時期だったけど、サーファーの人たちがいた。 僕は一人だから正直言うと目立つ。