サイテー彼氏

「そんな事言ってるから何時までも悩むんだよ!サイテーかも知れないけど良い所
 沢山あるんでしょ?」

「うん、何か小学校の頃同じ学校同じクラスでそれから今までずっと好きだったみたい」

「ん?卒業アルバムには載ってないよね?」

「うん、2年に進級してすぐに引っ越したから載ってないって」

「アリス何も覚えてないんだ?でも愛されてるんだから良いじゃない?」

「何も?好きでもやり方があるでしょ!!やり方が!!」

「まぁ怒らない、一緒に帰ろう」

「うん」

 そうして私と美羽子は雪也ファンの目を掻い潜って帰った

「ただ今」

「お帰り、あんた今日の雑誌に載ってたわよ?」

「お母さん見たの?」

「ええ、見たわよ」

「もう最悪」

「何で?良いじゃない」

「良くない!」

「明日の夕方6時にS公園で待ってるから」

 ふと雪也の言葉が頭を過ぎる

「あっ!お母さん!」

「何?」

「私明日晩御飯いらな・・・・ううん、何でも無い」

 私は言い掛けて止める

「そう?変な子ね」

「どうしたの私!あいつはサイテー男なのよ!!」

 私は心の中で言う