「今日のゲストは今人気のバンドヘブンズロックスターのヴォーカル相原雪也君です」

 つけてるテレビから司会者が喋る

「いやぁ〜〜〜〜〜!!雪也君最近絶好調だね」

「あはは、そんな事ありませんよ!まだまだですよ」

 ブラウン管の向こうで司会者の問いかけに答える雪也

「ではまずは視聴者からの質問コーナーから行こう!良いですか?」

「はい」

「今日の質問は、ええっと雪也君は恋人が出来たらどんなデートがしたいですか?」

 司会者が届いた手紙の質問を読む

「ん〜〜〜、そうですね!今彼女が居ないので欲しいですね」

「そうですか」

「はい、それで喫茶店とかでケーキとかをあ〜〜んとかやって食べさせ合いたいですね」

「はははは」

 司会者が笑う

「きゃ〜〜〜〜!!雪也様私としてください!!」

「雪也君私がしますよ〜〜〜〜!」

 雪也ファンの番組収録観覧者達が騒ぐ

「何よ!私の事彼女だとか言っておいて彼女居ないとか言って私の気持ちどうなるのよ」

「そんな1週間前に撮影した番組見てるんじゃねえよ!」

「わっ!」

 後ろからいきなり声がして私は驚く、そこには雪也が居た

「何であんたが此処に居るの!?どっから入って来たの!?」

「何処からって普通に玄関からだ!」

「そうか、家族が大ファンなんだ!」

「俺が居るって言ったらお前がファンに何されるか分らない、だから居ないって言った」

「私はあんたの彼女じゃない!!」

「俺は子供の頃からお前が好きだった」

「えっ?」

「お前は覚えてないだろうが幼稚園、小学校1年生の時同じクラスだった!それから
 ずっと好きだった」

「は?あんた学校違うでしょ?」

 私はアルバムを出し調べる