サイテー彼氏

「ではお疲れ様です」

「また来週ね姫野さん」

 私は教室を出る

「さてと、この公園を抜ければ近道だな」

 私は暗い公園に入る

「私がお母さんに無理言って通わせて貰ってるダンス教室だから頑張らないと!」

 独り言を言う

「そう言えばこの公園痴漢がよく出るって噂だよね、何か怖いな」

「止まりなさい姫野アリス!!」

 いきなり中学時代の女子が現れる

「ん?あんた達は!私に何の用なのよ!!」

「中学校振りね、今日は友達から頼まれたの!あんたが雪也君と付き合ってるから
 何とかしてってね!」

「はっ?私付き合ってないし!あいつがしつこいだけだし!これだからファンは」

「やっぱりあんたムカつくわね!中学の時私の彼と関係があって今度は雪也君と!!」

「バカじゃない!?あいつが勝手に付きまとってるだけ!」

「あんた!雪也君をバカにしたわね!!」

 女子が怒る

「サイテー男をサイテーって言って何が悪いの!!」

 私は怒る

「ムカつく!芸能人は綺麗な芸能人と付き合い結婚するのよ!一般人は手を
 出しちゃいけないのよ!!」

「はっ?意味不明!!芸能人でも誰と恋しても良いじゃん!!バカじゃない!?」

「芸能人と結婚したらファンはファンのままで諦めが付くでしょ!!」

「何それ?そんなの自分に自信が無いだけじゃない?そんな事言って逃げてる
 だけじゃん!私はあいつなんて興味ないし嫌いよ!」

「なっ!雪也君の悪口言った!!ムカつく!!」

「ムカつくのはこっちよ!!付きまとわれて、付き合ってるからって嫌がらせされて!」

「別れたくないからって嘘付くなんてサイテー!!あんたにはまだお仕置きが
 足りないみたいね!!」

「はぁ!?」

「皆来て」

 女子の呼びかけに男が三人出て来る

「この子が誰とでもやる女か?」